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インビザラインとワイヤー矯正、どっちがいい?おすすめの人の特徴を紹介


矯正治療を検討中であれば、インビザラインとワイヤー矯正のどちらで治療を進めるか迷うと思います。

「インビザラインとワイヤー矯正、結局どっちがいいの?」

「自分に合った治療法がわからない」

このようなお悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか。

この記事では、インビザラインとワイヤー矯正それぞれのメリット・デメリットを解説し、ニーズに合わせたおすすめの矯正方法を紹介します。ぜひ最後までご覧ください。

インビザラインとは


インビザラインは、3Dスキャンデータをもとに、オーダーメイドのマウスピース型矯正装置を使用する治療法です。10日から2週間ごとにマウスピースを交換しながら、段階的に歯の位置を改善していきます。従来のワイヤー矯正に比べて、装置が透明で目立たないことから、近年注目を集めている治療法です。

インビザラインのメリット

インビザラインには、以下のようなメリットがあります。

  • 装置が目立ちにくい
  • 取り外しができる
  • 痛みや違和感が少ない

<装置が目立ちにくい>

インビザラインの最大のメリットは、装置の目立ちにくさです。透明なマウスピースを使用するため、自然な見た目を維持したまま治療を進めることができます。

<取り外しができる>

マウスピースは取り外し可能です。日常生活における食事や口腔ケアに支障はなく、自由に行うことができます。

<痛みや違和感が少ない>

歯の形状に正確にフィットするため、ワイヤー矯正のような強い痛みや違和感が少ないのが特徴です。この装着感の良さにより、快適に矯正治療を受けられるのが大きなメリットといえます。

インビザラインのデメリット

一方で、以下のようなデメリットも存在します。

  • 自己管理が必要
  • 適応症例が限られる

<自己管理が必要>

インビザラインは、自己管理できるかどうかが成功のカギとなります。マウスピースは1日20時間以上装着しなければならず、外している時間が長くなると歯が計画通りに動きません。その他、適切なタイミングでのマウスピースの交換や、マウスピースの紛失防止なども重要となります。

<適応症例が限られる>

インビザラインは軽度〜中重度の症例に向いている治療法です。大きな歯の移動が必要となる重度の症例は、インビザラインだけではできない場合があります。

ワイヤー矯正とは?


ワイヤー矯正は、歯の表面にブラケットと呼ばれる矯正装置を取り付け、そこにワイヤーを通して歯の位置を改善させる治療法です。ブラケットには主に、金属製のメタルタイプと、セラミックやプラスチック製の審美タイプがあります。

ワイヤー矯正は世界的に広く普及しているスタンダードな矯正方法で、様々な症例に対応できるのが特徴です。

ワイヤー矯正のメリット

ワイヤー矯正には以下のようなメリットがあります。


  • 治療スピードが早い
  • 症例数が多い
  • 適応範囲が広い

<治療スピードが早い>

ワイヤー矯正は歯の大きな移動が得意な治療法です。そのため、重度な症例の場合はインビザラインよりも短期間で終えられる傾向があります。

<症例数が多い>

ワイヤー矯正は、100年以上の歴史を持つ矯正方法です。日本だけでなく世界中で多くの実績があります。

<適応範囲が広い>

ワイヤー矯正は重度の症例を含むほぼすべての歯並びに適応できます。インビザラインが苦手とする抜歯を伴うような矯正でも、ワイヤー矯正であれば治療可能です。

ワイヤー矯正のデメリット

ワイヤー矯正のデメリットは以下です。

  • 矯正装置が目立ちやすい
  • 一部食事制限がある
  • 歯磨きがしにくい
  • 定期的な通院が必須

<矯正装置が目立ちやすい>

ワイヤー矯正は、金属製のブラケットとワイヤーがどうしても目立ってしまいます。最近は白や透明のブラケットやホワイトワイヤーなど、見た目に配慮した装置も選択できます。

<一部食事制限がある>

ワイヤー矯正の場合、矯正装置の取り外しができないため、食べ物も注意が必要です。特に、キャラメルや餅など粘度の高いものは、装置に引っかかってしまう可能性があるためなるべく避ける必要があります。また、お煎餅などの硬い食べ物も、装置の破損防止のために食べ方に気をつけなければいけません。

<歯磨きがしにくい>

ワイヤー矯正では、歯の表面にブラケットとワイヤーが装着されるため、歯が磨きにくいです。通常の歯磨きでは十分なケアが難しく、虫歯や歯周病のリスクが高まる可能性があります。普段より丁寧なブラッシングが必要です。

<定期的な通院が必須>

ワイヤー矯正は、定期的にワイヤーを調整することで歯を動かします。そのため、月に1回程度のペースで通院する必要があります。

インビザラインがおすすめの方

以下のような方にはインビザラインがおすすめです。

なるべく気づかれずに矯正したい方

インビザラインは透明なマウスピースを使用するため、装着時の目立ちにくさが大きな特徴です。

接客業や営業職など人前で話す機会の多い方や、ワイヤー矯正の装置の見た目が気になる方にはインビザラインがおすすめです。

食事を楽しみたい方

インビザラインは取り外し可能なため、マウスピースを外せば特に食事制限がありません。これまでと同じように食事を楽しみたいという方にはインビザラインは適しているでしょう。

通院頻度を減らしたい方

ワイヤー矯正は装置の調整のために月に1回ほどのペースで通院する必要があります。インビザラインも通院は必要ですが、2ヶ月に1回程度が平均的であるため、ワイヤー矯正よりも通院頻度は少なく済みます。

痛みが気になる方

インビザラインのマウスピースは、わずか0.5mmという非常に薄い設計になっているため、装着時の違和感が最小限に抑えられています。また、インビザラインは弱い力で少しずつ歯を動かしていく方式を採用しているため、歯にかかる負担が少なく、痛みが出にくいのも特徴です。痛みに敏感な方は、インビザラインを検討すると良いでしょう。

金属アレルギーの方

インビザラインは、金属を一切使用しないマウスピース型の矯正装置です。そのため、金属アレルギーが心配な方でも、インビザラインであれば安心して治療を受けることができます。

ワイヤー矯正がおすすめの方

一方で、ワイヤー矯正のほうが向いている方もいます。以下に当てはまる方は、ワイヤー矯正がおすすめです。

なるべく早く矯正を終えたい方

ワイヤー矯正は、強い力を用いて歯を短期間で移動させることができるため、比較的早期の治療完了が期待できます。そのため、なるべく早く歯並びを改善したいという要望をお持ちの方には、ワイヤー矯正がおすすめです。

自己管理が苦手な方

インビザラインは取り外し可能なマウスピース型の矯正装置ですが、その特性上、装着時間や交換スケジュールの適切な管理が重要です。装着時間や交換タイミングを守らないと、治療効果に影響が出る可能性があります。

一方、ワイヤー矯正は取り外しができない固定式の装置であるため、自己管理に不安がある患者さんでも、効率的に歯並びを改善することができます。装着を忘れたり、適切なタイミングで新しいマウスピースに交換しないといった問題が避けられるのがワイヤー矯正の利点です。

重度の症例の方

ワイヤー矯正は、様々な歯列不正に対応できる汎用性の高い治療法です。重度の出っ歯や受け口や、抜歯や外科的処置が必要な難しい症例でも、ワイヤー矯正であれば治療できます。歯の大きな移動が必要な歯並びの方は、ワイヤー矯正をおすすめします。

インビザラインとワイヤー矯正の費用の違い

矯正治療の費用は、ワイヤー矯正よりもインビザラインのほうが安い傾向があります。しかし、歯並びの状態や利用するクリニックによって金額は変動するため、一概には言えません。最近は安さを売りにしたプランも多く見受けられますが、追加料金がかかったり実績が十分でなかったりする可能性もあるため、医院選びは慎重に行いましょう。

当院ではインビザライン、ワイヤー矯正どちらも対応しております。

<当院の矯正治療費>


小児矯正

33万円~110万円

部分矯正

22万円~55万円

ワイヤー矯正

44万円~176万円

インビザライン

66万円~99万円


まとめ

インビザラインとワイヤー矯正にはそれぞれメリット・デメリットがあります。一人ひとり矯正治療に求めるものが異なるため、自分に合った治療法を選択することが重要です。

当院では、患者さんのご要望に合わせて最適な治療法を提案させていただきます。矯正治療をお考えの方は、きしもと刈谷矯正歯科クリニックまでお気軽にご相談ください。

岸本 雅吉

監修者情報理事長 歯科医師(歯学博士)
岸本 雅吉

一生を左右する矯正治療だから、真剣になって欲しい、そして矯正するのであればすべての方に健康で幸せになって欲しいと考えております。
当院へご相談いただいた方が、一生モノの歯並びを手に入れられるように最善を尽くします。