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インビザライン正しいお手入れ方法|洗浄剤の使い方や頻度も解説


インビザラインは1日20時間以上装着するため、なるべく清潔に保つことが重要です。

洗わずに使い続けると、黄ばみや悪臭の原因になります。

この記事では、インビザラインの正しい洗浄方法、洗浄剤の選び方などを解説します。

正しい洗浄方法を覚えて、快適に装着できるようにしましょう。

インビザラインの正しい洗浄方法

インビザラインの洗浄は、以下の手順で行いましょう。

1.流水で汚れを落とす

インビザラインを外したら、水を流しながら指で優しくこすり汚れを落とします。基本的にはこれでOKです。細かい汚れを取るために歯ブラシを使う場合は、毛先のやわらかいものを使いましょう。ゴシゴシ力を入れて洗ってはいけません。

2.洗浄剤につける

よりしっかりと洗浄するために、専用の洗浄剤を使うのも効果的です。流水だけでは落とせない汚れやニオイを取ることができます。

使用する洗浄剤によって細かい使用方法は異なりますが、ぬるま湯に5〜15分程度つけおきするものが多いです。

3.十分にすすぐ

洗浄剤を使用したら、汚れや洗浄剤が残らないよう流水で十分にすすぎましょう。

4.乾燥させる

洗浄後は、清潔なタオルなどを使って、インビザラインの表面の水分をしっかりと拭き取りましょう。

ケースに保管する場合、完全に乾燥させてからしまいます。湿った状態のまま保管すると、雑菌やカビの繁殖につながる可能性があります。

インビザライン洗浄時の注意点

インビザラインを洗浄する際、以下の点に注意が必要です。

お湯で洗わない

インビザラインは「水」もしくは「ぬるま湯」で洗うようにしましょう。

お湯で洗うと、インビザラインの素材が変形してしまう可能性があります。もしマウスピースが変形して新しいインビザラインを作り直す必要が生じた場合、追加の費用がかかることになります。

歯磨き粉の使用は避ける

歯磨き粉には研磨剤が含まれていることが多く、使用するとマウスピースを傷つけてしまいます。マウスピースに傷ができると汚れがたまり細菌が繁殖しやすくなるため、歯磨き粉の使用は避けましょう。

洗浄剤につけすぎない

インビザラインの洗浄剤を使用する際は、製品の指示に従うことが重要です。洗浄剤の使用は効果的ですが、つけおき時間が長いほど汚れが落ちるわけではありません。洗浄剤を1回で2つ使用したり、推奨時間よりも長くつけおきしたりすることは、インビザラインの損傷につながります。製品ごとの説明書きをよく読み、正しい方法で使用しましょう。

しっかりと乾燥させる

前述した通り、インビザライン洗浄後ケースに保管する場合はしっかりと乾燥させてからしまってください。濡れたままケースにしまうと雑菌が繁殖して不衛生な状態になります。ケースにティッシュを敷き、乾くまで蓋を開けたまま置いておくといいでしょう。

なお、乾燥させるためにドライヤーを使用したり直射日光の当たる場所に置くのはNGです。熱で変形する恐れがあります。

インビザライン洗浄剤選びのポイント

インビザラインの洗浄剤を選ぶ際、初めはどれを使ったらいいか迷うと思います。

ここでは洗浄剤を選ぶ際のポイントをご紹介します。

マウスピース洗浄専用のものを使う

市販の洗浄剤を使う場合は、必ずマウスピース専用のものを使うようにしてください。

似ているもので入れ歯用の洗浄剤がありますが、マウスピースを痛める原因となるため注意しましょう。

不安であれば、担当医に事前に確認することをおすすめします。

中性洗剤を薄めたものも使用できる

洗浄剤の代わりに、中性洗剤を使用することも可能です。直接かけるのではなく、水に薄めて使用しましょう。また、洗浄剤使用時同様、洗浄後は十分にすすいでください。

インビザラインの洗浄頻度

基本的には食事前に外すたびに洗うのが理想です。最低でも1日1回は必ず洗浄するようにしてください。特に睡眠中は唾液の分泌量が減少し細菌が繁殖しやすくなるため、就寝前は丁寧に洗うことを心がけましょう。

洗浄剤の使用頻度は、週に1〜2回がおすすめです。もしそれでは物足りなさを感じる場合、薄めた中性洗剤と併用してみるのもいいでしょう。

まとめ

インビザラインを清潔に保つためには、正しい方法で洗浄することが大切です。基本の水洗いに加え、定期的に洗浄剤を使用することで汚れをしっかり落とすことができます。しかし、使用方法を誤るとマウスピースを痛める原因となるため、製品ごとの指示を守りましょう。