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矯正治療のメリット・デメリットは?大人と子どもの治療の違いを解説

「矯正治療のメリット・デメリットは?」「大人と子どもの治療に違いはある?」と思っていませんか?
矯正治療をおこなうメリットには、見た目や嚙み合わせの改善、小児矯正にともなう成長期の顎発育の促進ができる点などが挙げられます。
ただし、小児矯正は治療期間が長くなるケースもあるため、適切な期間で治療を進めるには、早めに矯正歯科を受診するのがおすすめです。
この記事では、「矯正治療のメリット・デメリットや大人と子どもの治療の違い」を紹介します。早期治療をする場合の注意点まで紹介しているため、ぜひ最後までご覧ください。

1.矯正治療をおこなうメリット・デメリット

矯正治療をおこなうメリット・デメリットをそれぞれ紹介します。

1-1.矯正治療をおこなうメリット

矯正治療をおこなうメリットは、以下の8つです。

  • 見た目が改善される
  • 咬み合わせが改善される
  • 顔のバランスが整う
  • 虫歯や歯周病のリスクを減少できる
  • 顎関節症のリスクを軽減できる
  • 心理面で自信につながる
  • 発音や滑舌が改善される
  • 小児矯正による早期治療で顎の成長を促進できる

それぞれ解説します。

1-1-1.見た目が改善される

矯正治療で歯並びが整うことで、見た目が改善されます。美しい口元を実現でき、顔全体の印象が良くなると笑顔に自信が持てます。
プライベートや仕事における社交場でも、積極的に活動できるようになるでしょう。

1-1-2.噛み合わせが改善される

歯並びを整えると、噛み合わせが適正になり、食事がスムーズにおこなえます。咀嚼機能が向上し、消化を助けることにもつながるため、健康的な食生活を送れます。
また、顎の負担を軽減するため、痛みや不快感も緩和されやすいです。

1-1-3.顔のバランスが整う

矯正治療を通じて歯並びが改善されると、顔全体のバランスが整います。出っ歯や受け口の傾向がある場合、口元が引っ込むため、より調和が取れた顔のフォルムになりやすいです。

1-1-4.虫歯や歯周病のリスクを減少できる

矯正治療によって歯並びが整うと、歯磨きがしやすくなり、口のなかの清掃が行き届くようになります。プラークが溜まりにくくなるため、虫歯や歯周病のリスクを抑えられます。
歯が正しく噛み合うことによって、歯を含む周囲の組織にかかる負担を軽減し、長期的な口腔内の健康維持が可能です。

1-1-5.顎関節症のリスクを軽減できる

矯正治療により歯並びや噛み合わせが改善されると、顎関節にかかる負担が軽減されます。顎周りの痛みや不快感を軽減し、歯や顎の健康を保てるため、顎関節症のリスクも減らせます。

1-1-6.心理面で自信につながる

矯正治療によって見た目が良くなると、笑顔に自信が持てます。自己評価が改善された場合、心理面での負担も軽減されやすいです。
人とのコミュニケーションが円滑になることで、より良い人間関係の構築も期待できます。

1-1-7.発音や滑舌が改善される

歯並びが整うことで、発音に関連する口腔内の構造が改善されるため、滑舌も良くなります。
前歯や奥歯の噛み合わせが整うと、舌の動きがスムーズになり、言葉をはっきりと発音しやすくなります。

1-1-8.小児矯正による早期治療で顎の成長を促進できる

早期治療をおこなうことで、成長期の顎の発育を促進できます。永久歯が生えるスペースが確保でき、将来的な歯の抜歯の回避も可能です。
適切に顎の成長を管理することで、早期から顔のバランスを整えられます。

1-2.矯正治療をおこなうデメリット

メリットの多い矯正治療ですが、注意すべきデメリットがあるのも事実です。ここでは、矯正治療のデメリットを以下の5つにわけて解説します。

  • ワイヤーやブラケットの見た目の気になる
  • 装置装着による痛みや不快感を感じる
  • 治療期間が長い
  • 矯正装置によって食事制限がかかる
  • 矯正中は虫歯や歯周病のリスクが高まる
  • 後戻りのリスクがある

ひとつずつ解説します。

1-2-1.ワイヤーやブラケットの見た目の気になる

ワイヤー矯正やブラケットは、金属製のものが目立ちやすいです。周りの目が気になる場合があり、思春期や若年層にとっては、心理的な影響を受ける場合があります。

1-2-2.装置装着による痛みや不快感を感じる

矯正装置を装着すると、痛みや不快感を感じる場合があります。主に、装置を取り付けた直後や調整後は、歯が動ことによって痛みが起こりやすいです。
一般的には、装置の装着直後であれば「1週間」前後、定期的な調整後は「2日〜3日」程度で痛みは軽減します。ただし、個人差もあるため、継続して数日経っても強い不快感がある場合は歯科医師へ相談してください。

1-2-3.治療期間が長い

矯正の治療期間は、全体矯正が「2年〜3年」、部分矯正が「6カ月〜1年」程度かかるケースが多いです。長期間の治療は、自身の心理面やライフスタイルに影響をおよぼす場合もあります。
また、個人の歯の状態や治療方法によって治療期間は異なります。歯科医師の指示に従い、継続的な通院が必要です。
以下の記事では、矯正の治療期間について詳しく紹介しているため、あわせてご覧ください。

関連記事:インビザラインとワイヤー矯正、どっちが早い?特徴と期間を比較!

1-2-4.矯正装置によって食事制限がかかる

矯正治療中は、装置によって一部の食事制限がかかります。たとえば、以下のような食べ物は控えたほうが無難です。

  • せんべいやナッツなどの硬い食べ物
  • お餅やガムなど粘着性の食べ物
  • コーヒーやカレーなど色移りしやすい食べ物

上記のような食べ物は、矯正装置が破損したり着色したりするリスクがあります。人によっては、好きな食べ物を制限されることも。
食事制限は治療中の精神的ストレスも増加しやすいため、注意が必要です。

1-2-5.矯正中は虫歯や歯周病のリスクが高まる

矯正治療は、装置を装着しておこなうため、適切なブラッシングが難しいです。食べかすや歯垢が歯の間に残り、細菌の増殖が進んだ場合、虫歯や歯周病のリスクが高まります。
治療中は自己管理だけでなく、定期的な歯科検診やクリーニングが必要です。

1-2-6.後戻りのリスクがある

矯正治療は、治療後のメンテナンスやケアを怠ると後戻りのリスクがあります。治療後から「2〜3年」程度はリテーナーの装着が必要ですが、不適切な使用や保定期間の不足があると、後戻りの原因になりやすいです。
また、生活習慣や虫歯や歯周病などの歯の健康状態も、後戻りに影響する要因です。さらに、成長段階にある子どもの場合、顎の成長や歯の移動の段階で後戻りを引き起こす場合もあります。

2.歯列矯正の種類

歯列矯正の種類は、大きく分けて以下の2つです。

  • ワイヤー矯正
  • マウスピース矯正

それぞれ解説します。

2-1.ワイヤー矯正

ワイヤー矯正の種類は、以下の3つです。

  • 表側矯正
  • 裏側矯正
  • ハーフリンガル矯正

ひとつずつ紹介します。

2-1-1.表側矯正

表側矯正は、歯の表面にブラケットとワイヤーを取り付けて歯を動かす矯正方法です。適応症例が豊富で信頼性の高い手法ですが、装置が目立つデメリットもあります。
費用相場は「30万円〜130万円」程度で、治療期間は「2年〜3年」程度が一般的です。

2-1-2.裏側矯正

裏側矯正は、歯の裏側にブラケットとワイヤーを取り付ける方法です。舌に装置が触れるため、違和感を感じやすい特徴もありますが、外見が目立たないメリットがあります。
しかし、高度な技術が必要なため、対応できる歯科医が限られており、治療費が高くなる傾向もあります。費用相場は「40万円〜170万円」程度で、治療期間は「2年〜3年」程度になります。

2-1-3.ハーフリンガル矯正

ハーフリンガル矯正は、上顎の歯に裏側矯正、下顎の歯に表側矯正を用いる方法です。表側矯正と裏側矯正の利点を組み合わせた方法で、上顎の目立つ部分を隠しつつ、下顎は見えやすいため、見た目に配慮した矯正が可能です。
費用相場は「35万円〜135万円」程度で、治療期間は上下で異なる場合もありますが「2年」前後が一般的です。

2-2.マウスピース矯正(インビザライン)

マウスピース矯正は、透明なマウスピースを用いて歯を動かす方法です。マウスピースが透明なため、周囲に気付かれづらく、目立たずに矯正治療がおこなえます。
また、装置は取り外し可能で、食事や歯磨きがしやすく衛生的です。費用相場は「20万〜100万円」前後で、治療期間は「6ヶ月〜2年」程度になります。

関連記事:インビザラインとワイヤー矯正、どっちがいい?おすすめの人の特徴を紹介

3.大人と子どもの矯正治療の適用年齢

大人と子どもの矯正治療の違いを紹介します。

  • 大人の矯正治療
  • 子どもの矯正治療

それぞれ解説します。

3-1.大人の矯正治療

大人の矯正治療に関して、年齢制限はありません。ただし、年齢が上がるごとに骨の代謝が遅くなり、矯正治療が難しくなる場合もあります。
さらに、歯周病の進行や歯の健康状態が悪化していると事前に治療が必要なケースもあります。治療を始める前に検査を受け、追加の治療が必要か確認してもらいましょう。

3-2.子どもの矯正治療

子どもの矯正治療は、「6歳〜7歳」前後に矯正を始めるのが望ましいです。乳歯から永久歯に生え変わる過程にあり、適切な治療を通じて歯並びを改善するスペースが確保できます。
また、「9歳〜12歳」までに第一期治療をおこなうことで、以降の矯正治療が不要になるケースもあります。

4.小児矯正(子どもの矯正治療)をする場合の注意点

小児矯正(子どもの矯正治療)をする場合の注意点は、以下の4つです。

  • 治療に対する子どもの理解を得る
  • 子どもの年齢を考慮する
  • 顎の成長過程に応じて計画を立てる
  • 噛み合わせや顎の位置の異常などがないか確認する

ひとつずつ解説します。

4-1.治療に対する子どもの理解を得る

小児矯正をする場合、治療に対する子どもへの理解を得ることが重要です。子どもが矯正治療の目的や必要性を理解することで、治療に対する協力や意欲が高まるためです。
そのため、医師との話し合いを通じて、子どもに合った説明が求められます。親子で口腔状況を把握し、医師と積極的にコミュニケーションを図ることが大切です。

4-2.子どもの年齢を考慮する

子どもの年齢を考慮して、「6歳〜7歳」前後に矯正治療を始めるのが理想です。
子どもの成長過程に応じて適切な時期に治療がおこなわれないと、矯正の効果が得られにくくなる場合もあります。歯科医師と相談し、治療における適切なタイミングを見極めましょう。

4-3.顎の成長過程に応じて計画を立てる

小児矯正をおこなう際は、まず顎の成長過程にあわせた計画を立てる必要があります。子どもの成長段階は顎や歯の位置が変化しやすいため、治療時期の見極めが治療の成功に直結します。
適切な時期に矯正治療をすることで、将来の歯科治療における負担軽減につながります。

4-4.噛み合わせや顎の位置に異常がないか確認する

小児矯正をする前に、噛み合わせや顎の位置に異常がないか確認が重要です。治療が長期にわたる場合、子どもが装置に慣れるためのサポートが必要となります。
口腔内の衛生管理を徹底し、虫歯のリスクを減らすための工夫もおこなってください。

5.まとめ

矯正治療をおこなうメリットには、見た目や嚙み合わせの改善、早期治療にともなう成長期の顎発育の促進ができる点などがあります。
ただし、矯正治療中はワイヤーやブラケットの見た目が気になったり、装置の装着による痛みや不快感を感じたりする場合もあります。
そのため、できるだけ負担なく美しい歯並びを手に入れたい方や、治療の負担が少ない治療を受けたい方は、早めに矯正歯科を受診してみましょう。
きしもと刈谷矯正歯科クリニックでは、ワイヤー矯正やインビザラインによるマウスピース矯正の無料相談を随時受け付けております。セカンドオピニオンでのご相談も受け付けておりますので、ぜひお気軽にご相談ください。

岸本 雅吉

監修者情報理事長 歯科医師(歯学博士)
岸本 雅吉

一生を左右する矯正治療だから、真剣になって欲しい、そして矯正するのであればすべての方に健康で幸せになって欲しいと考えております。
当院へご相談いただいた方が、一生モノの歯並びを手に入れられるように最善を尽くします。

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