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インビザラインでよくある失敗例10選と失敗を防ぐ7つの対策

「インビザラインの失敗例はある?」「インビザラインで失敗を防ぐ方法は?」「仕事や社会生活に支障をきたさずに矯正治療を受けたい」と思っていませんか?
インビザラインの失敗例を知ることは、失敗するリスクの軽減につながります。
そこでこの記事では、「インビザラインの失敗例と失敗を防ぐための方法」を紹介します。インビザライン治療における歯科医院の選び方まで紹介しているため、ぜひ最後までご覧ください。

1.インビザラインの失敗例10選

インビザラインの失敗例10選を以下にまとめました。

  • 噛み合わせが悪化した、うまく噛めなくなった
  • 歯並びが理想通りにならなかった
  • 歯茎が下がった
  • 虫歯や歯周病になった
  • 治療期間が延びてインビザラインのアカウント期限が切れ、治療が終わらない
  • 歯が後戻りした
  • 歯が削られすぎた
  • 抜歯されたスペースが閉じない
  • ブラックトライアングルが起きた
  • 矯正後に顔の左右が非対称になった
  • アライナーの清掃が不十分だった
  • 上顎が十分に拡大されなかった
  • 抜歯されたスペースが閉じない

それぞれ解説します。

1-1.噛み合わせが悪化した、うまく噛めなくなった

インビザラインによる歯列矯正で嚙み合わせが悪化するケースがあります。主な原因はドクターの知識不足、経験不足です。ワイヤー矯正を行ったこともない経験不足の歯科医師が安易にマウスピース矯正を行い、実現的ではない歯の動きによる無理な計画により、嚙み合わせを悪化させてしまうケースが多数あります。昨今、マウスピース矯正の大手医療法人が経営破綻し、社会的な大問題になっていますね。

不正咬合の原因もわからずに、マウスピース矯正は簡単そう!儲かりそう!と安易に新規参入する歯科医師の増加により、数多の患者の嚙み合わせがおかしくなっています。

そもそもなぜ不正な噛み合わせになったのか?その原因も考えずにAIやマウスピース矯正の設計会社に頼る他力本願な姿勢が患者の矯正治療の失敗という結果を生み出してしまうのです。

噛み合わせがおかしくなると、メンタルが崩壊し、人生が崩壊することすらあり得ます。ですから、慎重に矯正治療を行う必要があるのです。

以下の記事では、噛み合わせの悪化について詳しく紹介しているため、あわせてご覧ください。

関連記事:インビザラインで噛み合わせが悪くなる?原因と対処法を解説

1-2.歯並びが理想通りにならなかった

インビザライン治療を行ったけど、歯並びが理想通りにならないことがあります。
こちらの理由の多くは、マウスピースの装着時間不足と顎間ゴムの使用不足によります。マウスピースを指示通りに装着しないと、歯の移動が予定通りに進まず、望んだ結果が得られません。そのため、治療中は治療計画や注意事項を守ることが、治療の成功につながります。

もちろん歯科医師側の設計が実現的でないことも理由として挙げられます。絵に描いた餅とならないよう歯科医師には設計の技術と経験、リカバリー能力が求められます。

1-3.歯茎が下がった

インビザライン治療により、歯茎が下がるケースもあります。歯肉の厚みが薄く、歯槽骨も薄い場合には歯周組織に負担がかかり、歯肉退縮が起こることがあります。また、スペースがないのにも関わらず、動かそうとすると歯科医師の設計ミスにより歯茎が下がったり、歯根が露出してしまいます。

また、歯茎が下がると、歯が長く見えて歯の根元に隙間(ブラックトライアングル)ができ、見た目にも問題が生じます。歯の根が露出することで、知覚過敏や虫歯のリスクも高まります。

1-4.虫歯や歯周病になった

インビザライン治療中に虫歯になってしまった場合には、小さな虫歯であれば虫歯治療と矯正治療を平行して行うことができます。大きな虫歯は、仮詰めをしながら矯正治療を進めていくことが多いですが、途中で再度スキャンが必要になるケースもあり、1カ月~2カ月治療が遅れてしまうことがあります。

インビザライン治療中に歯周病になった、あるいは歯周病が増悪してしまった場合には、いったんマウスピースの番号を進めずに、歯周病の治療に入ります。歯周病の症状が出ないことを確認し、再度マウスピースの番号を進めてもらうようになります。

マウスピースの装着時は歯磨きできないため、歯磨きやお手入れが不足した状態でマウスピースを装着してしまった場合、歯の表面に食べかすが付着したまま長時間過ごすことになり、虫歯や歯周病のリスクも高まるため注意が必要です。

1-5.治療期間が延びてインビザラインのアカウント期限が切れ、治療が終わらない

インビザライン治療の期間が、予定より延びるケースがあります。主な原因は、マウスピースの装着時間不足や不適切な装着方法が挙げられます。
インビザラインは1日20〜22時間の装着が必要ですが、もし守れない場合は歯の移動が遅れるだけでなく、失敗につながりやすいです。ほんの少しの心の油断が失敗を招きます。また、マウスピースが破損した場合や、治療計画の変更、リファインメント(調整)の追加などによって期間も延びるため注意が必要です。

関連記事:インビザライン矯正の治療期間はどれくらい?期間を短縮する5つのポイント

またインビザラインのアカウントは最大で5年です。この5年間の間に矯正治療が終わらないと追加料金がかかったりします。5年も矯正治療をやっていたら、モチベーションが下がって治らなくなるケースがほとんどです。はじめの1年~1年半が勝負です。この期間にいかに完璧に装着して早く歯を動かすかが非常に重要です。

1-6.歯が後戻りした

インビザライン治療後に、歯が元の位置に戻ってしまうケースがあります。矯正治療全般で起こり得る現象で「後戻り」と呼ばれますが、主な原因は保定装置の不適切な使用です。
治療終了後、一定期間の保定装置の装着が必要ですが、もし怠ると歯が元の位置に戻りやすくなります。また、舌で歯を押す癖や口呼吸などの悪習慣も後戻りの原因となります。
以下の記事では、インビザラインの後戻りについて詳しく紹介しているため、あわせてご覧ください。

関連記事:マウスピース矯正(インビザライン)は後戻りしやすい?誤解されている理由と予防法を解説

1-7.歯を削られすぎて歯がしみるようになった、着色するようになった

インビザライン治療中に、歯が過度に削れてしまうケースがあります。とくに、アライナーの不適切な使用や、歯のエナメル質が弱い場合に起こりやすい問題です。
歯が削れすぎると、知覚過敏や見た目の変化、さらには歯の強度低下につながる場合もあります。

1-8.ブラックトライアングルが起きた

ブラックトライアングルが、インビザライン治療後に発生するケースがあります。ブラックトライアングルとは、歯と歯の間に生じる黒い三角形の隙間のことです。
たとえば、重度の叢生(歯の重なり)を矯正した場合、歯槽骨が不足している部分に歯を並べると歯茎が下がるため隙間できます。
主に歯茎の退縮や歯の形状変化、歯周病や強いブラッシング圧が原因で起こります。

1-9.矯正後に顔の左右が非対称になった

インビザライン治療後に、顔の左右が非対称になるケースがあります。歯の移動が、左右で均等におこなわれなかった場合に起こりやすいです。
たとえば、左右で歯の数や大きさが異なる場合や、顎の形状に左右差がある場合に生じやすい問題です。また、奥歯の噛み合わせに左右差があると、矯正終了後に顔の中心がずれてしまう場合もあります。

1-10.アライナーの清掃が不十分だった

アライナーの清掃不足は、口腔衛生の悪化や治療効果の低下につながる重大な失敗です。適切に清掃されていないアライナーを使用すると、細菌が繁殖し、虫歯や歯周病のリスクが高まります。
また、アライナーに付着した汚れは口臭の原因にもなりやすいです。さらに、アライナーの内側に歯石が形成されると、歯の移動を妨げる場合があります。

2.インビザラインで失敗を防ぐ7つの方法

インビザラインで失敗を防ぐ方法は、以下の7つです。

  • 装着時間を守る
  • 治療状況を定期的にチェックする
  • マウスピースを清掃する
  • 適切な食事管理をおこなう
  • 歯科医師とコミュニケーションをとる
  • アライナーの交換を守る
  • 生活習慣を見直す

それぞれ解説します。

2-1.装着時間を守る

インビザライン治療で最も重要なのは、マウスピースの装着時間を守ることです。1日20〜22時間の装着が推奨されており、もし守らないと歯の移動が遅れ、治療期間が延長するケースもあります。
一方で、食事と歯磨き以外は常にマウスピースを装着し、就寝中も外さないようにしましょう。

2-2.治療状況を定期的にチェックする

インビザライン治療では、4〜6週間ごとに定期的な治療状況のチェックが重要です。歯の移動状況やマウスピースの適合具合を確認し、必要に応じて調整をおこないます。
もしチェックアップを怠ると、予期せぬ問題が生じても早期発見・対応ができません。治療の失敗につながるケースもあるため、予約をスキップせずに受診することが大切です。

2-3.マウスピースを清掃する

マウスピースの清掃不足は細菌の繁殖を招き、虫歯や歯周病のリスクを高めます。毎日の洗浄を習慣化し、専用の洗浄剤を使用することがおすすめです。
マウスピースを外すたびに水でよくすすぎ、1日の終わりには丁寧に洗浄しましょう。ただし、熱湯での洗浄は変形の原因となるため注意が必要です。
以下の記事では、インビザラインのお手入れについて詳しく紹介しているため、あわせてご覧ください。

関連記事:インビザライン正しいお手入れ方法|洗浄剤の使い方や頻度も解説

2-4.適切な食事管理をおこなう

インビザライン治療中は、適切な食事管理も重要です。やわらかい食品が中心になりますが、できる限り栄養バランスを考えた食事の心がけが大切です。
また、着色性の強い飲み物は控えめにし、水や白湯を中心に飲むようにしましょう。食事後は、歯磨きをしてからマウスピースを装着するのが基本です。もし時間がない場合は、最低でもうがいをしてから装着しましょう。
以下の記事では、インビザライン治療中の飲食について詳しく紹介しているため、あわせてご覧ください。

関連記事:インビザライン矯正中の食べ歩きで注意すべきポイントを紹介

2-5.歯科医師とのコミュニケーションをとる

インビザライン治療の成功のため、歯科医師とコミュニケーションをとり、治療計画や予想される結果について詳しく説明を受けましょう。
疑問点や不安なことは遠慮せずに質問し、十分に理解したうえで治療を始めることが大切です。また、治療中に違和感や痛みを感じた場合は、すぐに歯科医師に相談をしましょう。
治療の進捗状況を確認することで、予期せぬトラブルを早期に発見でき、対処できます。

2-6.アライナー交換のタイミングを守る

アライナーは、通常、7〜10日ごとに交換が必要です。また、アライナーは1日22時間以上装着することが推奨されています。
交換のタイミングを守ることで、歯を段階的に理想的な位置へ移動できます。ただし、交換が早すぎると歯に十分な力がかからず、移動が不完全になりやすいです。
一方、交換が遅すぎると歯に過度な負担をかける恐れがあるため、歯科医師の指示に従い、適切なタイミングでアライナーを交換しましょう。

2-7.生活習慣を見直す

インビザライン治療の成功には、規則正しい生活習慣が重要です。たとえば、食事は決められたタイミングでとり、歯磨きは食後30分以内に済ませるなど、自分のなかでルールを決めましょう。
生活リズムが整うと、アライナーの装着時間も守りやすくなります。また、口腔衛生を清潔に保つためには、歯磨きを丁寧におこない、虫歯や歯周病予防が大切です。
矯正治療中に虫歯になると、治療を中断する原因になります。飲み物は水以外を避けることで、着色や虫歯のリスクを避けられます。
以下の記事では、インビザライン矯正中の飲酒習慣について詳しく紹介しているため、あわせてご覧ください。

関連記事:インビザライン矯正中にお酒は飲んでいいの?飲み方や注意点を解説

3.インビザライン治療の歯科医院の選び方

インビザライン治療の歯科医院の選び方は、以下の4つです。

  • 歯科医師の経験や症例数は豊富か
  • 治療計画が明確か
  • 最新の設備が整っているか
  • 口コミや評判は良いか

それぞれ解説します。

3-1.歯科医師の経験や症例数は豊富か

インビザライン治療の成功には、歯科医師の経験や症例数が豊富かどうかも重要です。とくに、症例数が多いほど、予期せぬ問題にも適切に対処できます。
医院のWebサイトや初回カウンセリング時に、インビザライン治療の実績や症例数(101件以上)を確認しておくと安心です。経験不足による治療の失敗を避けるため、十分な実績を持つ歯科医師を選びましょう。

3-2.治療計画が明確か

インビザライン治療では、明確な治療計画が成功の鍵となります。優れた歯科医院では、3Dスキャン技術を用いて詳細な治療計画を立案し、患者にわかりやすく説明してくれます。
治療前に、予想される結果や治療期間、費用などを具体的に示してくれるかどうかも重要です。あらかじめ、治療中の調整や進捗確認の頻度についてよく確認しましょう。

3-3.最新の設備が整っているか

インビザライン治療では、最新の設備が治療の精度と効率を左右します。たとえば、口腔内3Dスキャナー「iTero」は精密な口腔内データを取得できるため、正確な治療計画の立案が可能です。
また、デジタルレントゲンや治療シミュレーションソフトウェアなども、治療の質を高められます。最新設備の有無を確認し、治療の失敗リスクを抑えられるかよく確認が必要です。

3-4.口コミや評判は良いか

インビザライン治療を検討する際、ほかの患者の体験談や口コミは貴重な情報源です。歯科医院の公式サイトや口コミサイトで、実際に治療を受けた患者の評価を確認できます。
とくに、治療結果の満足度や医師の説明のわかりやすさ、スタッフの対応などが重要です。一方、口コミだけでなく、実際に医院を訪れて雰囲気を確認することも大切です。
良い評判の医院を選ぶことで、インビザライン失敗のリスクを減らし、満足度の高い治療を受けられます。

4.まとめ

インビザラインの失敗例には「歯並びが理想通りにならなかった」「噛み合わせが悪化した」「歯茎が下がった」などが挙げられます。インビザラインの失敗例を知ることで、治療の失敗リスクを軽減し、安心して治療を受けることが可能です。
仕事や社会生活に支障をきたさずに矯正治療を受けたい方や、できるだけ負担なく美しい歯並びを手に入れたい方は、早めに矯正歯科を受診してみましょう。
きしもと刈谷矯正歯科クリニックでは、インビザライン矯正をはじめ、部分矯正やマウスピース矯正の無料相談を随時受け付けております。セカンドオピニオンでのご相談も受け付けておりますので、ぜひお気軽にご相談ください。

岸本 雅吉

監修者情報理事長 歯科医師(歯学博士)
岸本 雅吉

一生を左右する矯正治療だから、真剣になって欲しい、そして矯正するのであればすべての方に健康で幸せになって欲しいと考えております。
当院へご相談いただいた方が、一生モノの歯並びを手に入れられるように最善を尽くします。

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