症例紹介 CASE

重度の出っ歯を抜かずに矯正治療した1例(小臼歯非抜歯、非削合)

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治療内容 重度の出っ歯を抜かずに矯正治療した1例(小臼歯非抜歯、非削合)
主訴 出っ歯で口が閉じなく口呼吸になり乾燥する。出っ歯とガタガタを治したいが、健康な歯は絶対に抜きたくない。
治療期間 2年6か月
リスク・副作用 骨格的な制約や限界により側方拡大が十分にできない場合、歯肉退縮や歯髄壊死の可能性が高まります。
治療費用 1,320,000円(税込)

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矯正医からのコメント

重度の出っ歯の矯正治療を行いました。

上顎においては、V字状の歯列弓をU字状に配列し直し、前歯を下げる治療を行いました。

下顎においては、両側の親知らずを抜歯し、そこのスペースに下顎第二大臼歯を遠心移動させました。これにより、右下第二小臼歯の舌側転位歯を配列することができました。

熟練したテクニックと的確な診断により小臼歯を抜歯せずとも、前歯を下げることは可能であることがお分かりいただけると思います。

出っ歯の根本的な原因は何か?舌側転位歯の原因は何か?原因に対しアプローチできる装置とメカニクスを考えれば小臼歯を抜歯せずとも矯正治療は可能です。

ただし、歯肉退縮のリスクや知覚過敏のリスクは多少高くなりますので、ご納得していただいたうえで治療を開始します。また、上顎前突には外科的矯正治療がベストであることもあるため、外科的矯正治療のリスクも併せてご説明いたします。

かみ合わせが甘いところに関してのディテーリングにはマウスピースを用いて、保定を兼ねて動かしていきます。